タイワナビー台湾から

台湾で色々している日本人

台湾在住日本人が思う「日本人は変」これは実は最高の褒め言葉なのかもしれない

よく「ここが変だよ、日本人」とか「日本は、外国人に排他的で暮らしにくい」とかよく言われていますよね。実際日本人の私から観ても日本ってやはり暮らしにくいだろうなぁって思う。

↑これは海外サイトですが

簡単に翻訳すると

1.人の体重について質問すること。

2.小さい顔をうらやましがること。

3.年齢を尋ねて、結婚や将来のプランについて聞く事。

4.友達と初対面の人がいる状況で、友達に初対面の人について尋ねること。

5.目がとってもくりくりしてて大きいね!と言うこと。

6.なんでもかんでも”おいしい!”などと同じ言葉ばかり使う。

7.ルールに縛られているところ。

8.公共の場で鼻水をかまず、すすること。

9.映画の吹き替えで女優の吹き替えの声が高いこと。

10.靴で歩く時、音を立ててすり足のような歩き方をすること。

このような項目に、日本に住む外国人は困惑するようだ。

ここでは外見的なことが多く挙げられているが(顔の小ささや目の大きさ)など。私の周りの外国人の友だちの意見によると、やはり「ものをはっきり言わない」性格に一番イライラするらしい。つまりコミュニケーションの方法が違うことが外国人を困らせているらしい。

「礼儀」のとらえ方の違い

日本には「空気を読む」という言葉があるとおり、直接的な表現を避け、少しでも相手も気持ちを想像してみたり、その場の状況を先に把握する傾向があると思う。しかしこれは何も自分の意見を言いたくないのではなく、相手を敬い尊重したいという気持ちから来ている。

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台湾に住んでいると台湾の人はもっと自分の欲求に素直だ。店員さんはお客さんの注文よりも隣のスタッフとのおしゃべりに夢中だし、いつもは笑顔で愛想が良い人も虫の居所が悪い日はすぐに分かるくらい顔に出ている。移住して最初の頃はなかなか慣れず、イライラする事も多々あった。でも今1年以上ここに住んで思うのは、「あ〜楽でいいな」だ。

 

日本式「礼儀」は本当にダメなのか

でも私はここで外国人と暮らして思うのは、自分の国の文化が他の国と違う、他国の人から少し「WHY」と言ってからかわれても、そこまで悪く思う必要はないんじゃないかなと言うことだ。

 

なぜなら、「文化と習慣」は歴史が作り出したものだからだ。このことを忘れてはいけない。もちろん、グローバル化が進む中で強い国の声はどんどん大きくなり、文化的な影響も強く受けるようになる。しかし本当にそのままでいいのか?「空気」はもう読まなくても良いのか?

 

日本は本当に長い歴史を持つ国だ。その中で色んな出来事が起こり徐々に形成されてきた「文化と習慣」を少し大事にしても良いのではないかと思う。外国から付き合いにくいと言われること≒長い歴史と独自の文化を持つということではないかと思うからだ。

フランス人は変な人が多い訳

私の周りのフランス人の友達は変な人が多い。でも彼らは愛すべき変人だ。なぜならグローバル化が進む中でも彼らはアイデンティティーのコアの部分を外の影響から非常に守る続けているからだ。フランス人であることを誇りに思い、自分の文化に誇りを持っている。アジアの中にいると偏屈で変わり者とみられがちかもしれないが、わたしからするアッパレだ。そして変わり者と言われると喜ぶ。

移民大国の人はナイスな人が多い

日本や台湾、外国旅行中に知り合う色んな人。その中でもアメリカ・カナダ・オーストラリアなどの移民大国の人は、考えもオープンな人が多く付き合いやすい。(ヨーロッパに比べると)これも、新しい国だからこそ、今まさに文化を形成している最中だからこそだと思う。そしてここ、実は台湾もまだ若い移民の国だ。色んな外国の事に積極的に興味を持ちナイスな人柄が多いのも納得。しかしまだ新しい分「台湾独自の色」というものはそんなに多くはない。

習慣を伝える時にその背景を伝えられたら…

「日本のそれ変だよ」と言われた時に、「日本人特有の言動が私を困らせる」こんなことを言われた時に、これからはその文化の背景や歴史を外国の人に伝えられたらもっとお互いに理解ができるのではないかなと思う。そして無理やり自分のコア部分をグローバル化して行かなくてもいいんじゃないかと、最近世界の保守化が進む中、台湾で考えている。

自分の国の文化を理解し、尊敬出来ないなら、外国の文化も尊敬できないような気がするから…。